今日は、有明で開催されている全日本テニス選手権を観戦してきました。センターコートでの第2試合、クルム伊達公子さんと中村藍子さんの試合です。伊達さん復帰後の試合で対戦した中村さんが敗れた時、ネットでは中村さんに対する批判の声が多かったそうです。元は世界のトップ選手だったとはいえ、現役を退いてから年月が経っている伊達さんに、日本ランキング5位以内の中村さんが敗れるとは不甲斐ない…というような内容だったでしょうか。その声をバネにしてか、次に対戦した時には中村さんが勝利したと記憶しています。
試合は第1セットから、ラリーの応酬となりました。最初のうちはむしろ中村さんの球の勢いの方が押していたように思います。ベースラインぎりぎりのところに球が入って、伊達さんの返球がネットにかかったりオーバーしたりする場面も見られました。
けれど、第1セット中盤から、中村さんのファーストサーブが入らなくなり、セカンドサーブを伊達さんに打ち込まれるという感じになってきました。中村さんはファーストサーブに比べてセカンドサーブが、かなり威力がなくなるという気がしました。反対に、伊達さんもファーストが入らず、自身も「あーあ」という素振りをみせる場面もありましたが、セカンドサーブの威力が違いました! セカンドサーブでもどんどんサービスエースを取ってくるんです。ラリーの応酬も、中村さんが得意のはずのバックハンドを何度もネットにかける場面が見られる反面、伊達さんのストロークは、どんどん勢いを増していくのです。身体も本当に鍛えて若々しくて、中村さんのドロップショットにもよく反応して、コートの端から端まで走っていました。伊達さんが自分のサービスゲームを楽々とキープしていくのに比べて、中村さんは自分のゲームを何度もジュースにして、アドバンテージを取ってもまたジュースにされて…という具合で、なかなか簡単にキープさせてもらえませんでした。最後は伊達さんのショットが中村さんの足元に決まり、試合が終わりました。結果は6-3、6-3のストレート勝ち。余裕すら感じられた伊達さんのテニスでした。
会場は、平日だというのに、ほとんど満員状態でした。やっぱり伊達さん効果でしょうか。今までは決勝戦でもあんなに人が入ったのを見た事がありません。天気もよくて暖かくて絶好のテニス観戦日和でした。
明日は伊達さんと瀬間さんの決勝です。瀬間さんも今日はミスの少ない、落ち着いたテニスをしていたように思えました。どっちが勝つかな。やはり伊達さんが有利な気がします。試合後のインタビューで、伊達さんは「自分はチャレンジャー、チャレンジャー…と、ずっと言い聞かせながら試合をしていた」と言ってました。瀬間さんは今まで国内の試合で決勝戦まで行った事がないそうです。明日は是非、瀬間さんの方こそ「チャレンジャー」の気持ちで戦ってほしいですね。
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